生きたい日記スタート

私は頑張ることができない人間だ。

昨日、初めて手首を切ってしまった。
手首を切った瞬間、その準備をしていたときのことが全く思い出せない。
覚えているのはお風呂で剃刀を持って手首から流れる血を見て驚いてからのことだけ。
急いでタオルで押さえてタクシーを捕まえて病院へ行った。
救急車を呼ばなかったのは、家族や近所の人にばれたくなかったから。
タクシーの運転手に怪我をしてしまったので病院へと告げた。
シートに血をつけないようにしなくては、そんなことを考えながら病院へ行った。

縫うほどの傷ではなかったけど、出血がひどかったようでベットで点滴を受けた。
医者は自殺未遂に気づいたようで、心療内科への受診を進められた。
でも、断った。これ以上、よけいな出費をしたくなかったから。
死んでしまえば元も子もないけれど、お金のために死ぬ人間もいるんだ。
そんなことを考えながら歩いて帰宅。

家に帰って思い出したことがある。小学校の頃も私は死にたかった。首を吊ろうと思って鴨居に電気コードをぶら下げて挑戦した。
さすが、小学生。結び方が甘かったのかそのまま落ちたけれど。

私には家族がいる。
私がいなくては生きていけない。私ががんばらなきゃいけない。
いろんなものと戦っていかなきゃいけない。そして家族を守っていかなくてはいけない。
だから死ぬわけにはいかないのに。生きてがんばって家族を幸せにしなくては、いけないのに。

母がこの世を去って、娘が成長し大人になって私の元を離れるまで。
それまで、死ぬわけにはいかない。

早くその日が来ればいいと思う。1日も早く役目を終えて死にたい。それまで生きてがんばらないといけない。